認知症の初期症状。

最近物忘れがひどくなってきて、もしかしてこれって認知症なのではと本人や家族が心配になることもありますよね。

認知症が初期の段階で分かれば今後のことなどを早めに対処出来るので少しは安心できますよね。

まず、高齢による物忘れと認知症の違いは何だと思いますか??

単なる物忘れは体験の一部分を思い出せなくなるのに対して認知症は体験そのものを忘れてしまいます

例えば、昨日の夕飯何を食べたかを忘れてしまうのは単なる物忘れですが、認知症は夕飯を食べたこと自体を忘れてしまうなどがあります。

後は、普段当たり前のように使えていたものが急に使えなくなったり…。

認知症の人は物忘れを自分で自覚できないので周りのせいにしたり怒りっぽくなったり問題行動が出てきたりしてしまいます。

認知症の方の家を実際に片付けをすると電池や傘などの同じものが大量に出てきたり、計算できなくなりお札で支払いをするため封筒に入ったお釣りが大量に出てきたりなどが見受けられました。

<認知症初期症状チェック項目>

・何度も同じことを言ったり、行動したりする
・曜日や日付がわからず何度も確認する
・置き忘れやしまい忘れが多く、いつも探し物をしている
・薬の飲み忘れや飲んだかどうかがわからなくなることがある
・水道やガスなどの閉め忘れ、火の用心ができなくなった
・物をなくして、盗まれたと人を疑うようになった
・料理、片づけ、計算、運転ミスが多くなった
・約束の日時や場所をまちがえるようになった
・失敗を指摘されると隠そうとする
・ささいなことで怒るようになった
・銀行や窓口でのトラブルが多くなった

このような症状が少しでも思い当れば認知症の疑いがあります。

最も多い認知症はアルツハイマー型認知症です。

このアルツハイマー型認知症は早めに薬で治療をすれば進行を遅らせることも出来ます。

症状が軽い初期のうちに対処出来れば、今後の介護のことやお金のことなど本人と家族で考えていけるので気持ちも少しは楽になるのではないでしょうか。