早めの変化に気づくためにも。

ごみ屋敷になってしまう方の8割が50歳以上の方なのだそうです。

 

認知症や足腰の弱りなどの不調をきっかけに、社会的に孤立している状態のことを精神医学で「ディオゲネス症候群」と言い、セルフネグレクトの1例と言われています。

高齢者が住環境や身なりなどの衛生に無頓着になり、援助の申し出も拒否して、ごみ屋敷化してしまうケースも少なくありません。

最悪の場合、孤独死に繋がる可能性も考えられます。

 

以前に一人暮らしの方で家のトイレが使えず、公共のトイレを詰まらせてしまったことがきっかけで、ごみ屋敷化していることが発覚して息子様に連絡が入り、アライブに片付けのご相談がありました。

お母様は認知症になっていて、ごみ屋敷状態になってしまったそうです。

家の中は咳込むほどカビだらけで、片付けを行うと大量の乾電池や折りたたみ傘等の日用品、小銭などが出てきました。

認知症になると同じものを買ってしまったり、お金の計算が出来なくなり、お札を使う機会が多く小銭がたくさん出てくる事が多いです。

お母様は入院されて、体調も良くなったとの事でご家族様も片付けも終わりほっと一安心できたと思います。

 

他人事ではなく誰もがなり得る可能性があるので怖いですよね。

うちの親は元気だから大丈夫などと安心しないで、コロナ禍だからこそ早めの変化に気づくためにも離れて住んでいる方は定期的な連絡を取ってあげて下さいね。

難しい問題ですが高齢化社会だからこそ地域との繋がりが必要になってきますね。

 

YouTubeでも作業事例を紹介していますよ。