前回は認知症の初期症状のお話でしたが、今回は認知症になってしまうと家族が困ることを紹介していきたいと思います。
<認知症になったら困ること>
・銀行での手続き
・不動産の処分
・遺言書作成
・生前の贈与
日本人の65歳以上の方の7人に1人は認知症になる確率があります。
親が認知症になってから考えようと思っていると、出来ることが限られてしまい後悔することも…。
認知症になると資産が凍結してしまいます。暗証番号が分かっているからとキャッシュカードでお金をおろすことも違法になってしまいます。
親が認知症になってからだと成年後見人をつけることになり、お金もかかりますし、必ずしも家族がなれるわけではありません。
本人のためにしかお金が使えなくなり、子供や孫のためにお金を使うことも出来なくなってしまいますよ。
こうならないためにも出来れば認知症になる前に家族で話し合って決めておくといいことを紹介します。
<認知症になる前に…>
●介護
認知症になったら誰が面倒を見るか、施設に入所するか等
●生活費の管理
認知症になったあとの年金や貯蓄はどの程度生活費に充てられるか
●相続対策
生前贈与や家族信託、任意後見制度を利用して相続対策を万全にしておく
●財産の把握
遺言書やエンディングノートなどで持っている財産を明確にしておく
もっと早く知っておけばと後悔しないためにも早めの対策をしておきましょう!